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農カフェわのん〈農と食への想い〉

現代の農業では、大量生産の工場のように化学肥料に頼った野菜作りがあたり前となり、人間の暮らしそのものが、土から離れたものになっています。均一な大きさ、形の良い食べ物を手軽に手に入れるために、わたしたちが失っているものは何でしょうか。

農カフェわのんでは、化成肥料や農薬を一切使用しない自然農を通じて、土に触れる機会をみなさまと分かちあうことを、大切にしています。

小さな〈循環型〉農業を暮らしの中心において、カフェを運営し、毎年土と向きあっていくなかで、大地からの試練と、大きなギフトを同時に授かっていることに気がつきました。

はじめは、子どもたちに安全な食を、という思いから、畑をはじめた私たち。土にふれ続けるなかで得た〈収穫〉は美味しさ、新鮮さ、安全、そのすべてを存分に受け取ったうえで、

さらに地球、宇宙の循環「サイクルの中にわたしたちはただ存在し、無限の祝福のなかで、生かされている」という気づきを大きなギフトとして受け取っています。

本来は、だれもが受け取っているはずの祝福というシャワー。土をいじり続けるなかで、そうした喜びと大地との繋がりからくる安心を感じ、地球と大地ともに生き、守られていると、自然とそう思えてくるのです。

今、私達の選択は、次世代に続く未来。
100年後も200年後も、豊かな自然が溢れ、
命が輝く地球であるようにと、願っています。